毎月10万円の返済で幾らの物件が買えるか比較~年度別
今日もまた居住用住宅関連です。
毎月10万円返済するとして、いくらまで住宅ローンを借りられるか?
以下の表は、毎月の返済額を100,000円として35年返済(ボーナス払いなし)、金利の違いでいくらまで借りられるかを示した表です。
金利はフラット35の全期間固定金利を表示しています。ここ10年の毎年1月時点での金利です。
※融資可能額=物件価格として見て下さい。(この他、諸費用などがかかりますので、それなりに自己資金は必要ですが、物件価格の100%を借入したものとして試算しています。)
支払い総額は同じでも、買える価格、物件価格は最大800万円の違い!
金利によって融資可能額=物件価格に随分と違いがありますね。
ここ10年で一番金利が高かったH21年1月には2,739万円の物件しか買えなかったのに、金利が下がったH29年1月には同じ毎月の返済額10万円で、3,530万円の物件が買えたのです。
もう一つ注目して欲しいのは、総支払額は全て同じ4,200万円になっていることです。。
利息の違いが買える物件の価格の違い、という事ですね。
実体のないもの=金利
実体のあるもの=物件価格
どうせ同じ総支払額4,200万円を払うのであれば、実体のない利息よりも物件価格として支払いたいですねw。
なので、金利を低く抑えるのは今更ながら重要なことです。
ご参考までに、
上記の表のような「逆引きローン計算」はエクセルを使うと簡単に作成できます。
金利の列には数値を手入力です。
融資可能額は関数を使います 『=PV(金利/12,返済年数*12,毎月支払額)*-1 』
漢字で書いてある部分は実際にはセルの番号を入れて下さい。最後に-1を掛けるのを忘れずに。
そして、利息の列には、
『=CUMIPMT(金利/12,返済年数*12,融資可能額,1,返済年数*12,0)*-1 』と入れます。
毎月8万円の返済額でシュミレーションしたり、毎月12万円でシュミレーションしたり自由にできますよ!
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不動産ラボ、代表の中村です。
当社は事業用の収益物件に特化した会社です。
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私一人の知識では太刀打ちできない事があっても、その度に身銭を切って専門家に協力を仰ぎ、その知識を学習し、問題解決に当たってきました。
ここではそんな経験から、オーナーの皆様に有益となる情報をお知らせして行きたいと思います。
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