キッチン排水からの異臭~こんな事で簡単に直ります。

臭いクサイ!

キッチンの下、床につながっている排水周りから下水のイヤな臭いが上がってくる。。。

こんなことありますよね。

キッチン下、臭いと湿気

今回の退去した部屋もそうでした。。。

キッチンから異臭がします。。下水のくさーいニオイ。

この写真のように、下板の辺りが湿気と臭気でベコベコになっています。

・・・多分、この下板の裏側で何かが起こっているはず。

 

この部屋の入居者は今まで何年も我慢していたようです。「何で言ってくれなかったの?良く我慢したねー。言ってくれたらすぐ直すのに!」

という事で、入居者にお詫びをし、後日修理に入りました。

下水の湿気と臭気

ベコベコになった板を切り、中の様子をのぞきます。

やはり、床にある排水口にキッチンからの排水ホースがうまくつながっていなかったようです。

 

きっと新築当時はうまくつながってたんでしょうけど、キッチンのシンク下のスペースは皆さん収納として使いますから、収納したものがホースにぶつかったり、よれたりしてだんだんと床の排水口とホースのジョイントが緩んだんでしょう。

それにしてもクサイ臭いです。。。

という事で、

臭気止め用のゴムを使用します。

これが排水アダプター

こんなゴムを使用します。

ホームセンターで1,000円以内位で買えると思います。

床の排水口のサイズ(口径)とシンクから出ている排水ホースの口径を計って、ちょうど良いサイズのモノを選んで下さいね!

今回のサイズは、下(床の排水口側)50φ=口径50mm、上(シンクからの排水ホース)が32φ/38φ=32mm/38mm、というモノを使います。大体はこのサイズでOKです。

「排水アダプター」という商品名になっていますが、さり気なくAchilles(アキレス)という刻印がありました。ゴム長靴などを作っているメーカーですね。信頼感あります。

 

これを、

排水口接続口  キッチン下排水口

この部分に差し込んで新たに接続直します。

アダプター接続後

こんな感じですね。

ちなみに、ホースも新しくしました。

このゴムのアダプター、床の排水口とホースがガッチリと止まり、臭いや湿気が上がってこないようにするものです。接続するホースの長さに余裕を持たせれば、もう外れてくることはないでしょう。

 

ついでに、ベコベコになった板もある程度壊して、繰り抜いて、プラスチックの板を貼ります。

修理完了!

こんな感じ。十分じゃありません??

ちなみに、キッチンユニットを全部取り替えると、工賃と運搬費と処分費だけで6~7万は確実にかかります。

プラス、キッチンユニット代ですから安いものでも3万円位はするでしょう。。

完成写真

ほら、結構キレイじゃありませんか?

 

壊れたら全取替え、じゃいくらお金がかかるか分かりません。

仮に、キッチンを新品に取り替えても家賃を上げられる訳じゃありませんから、これで十分です。

コスト見合い、バランスを考えないとダメですね。

何でもかんでも使い捨て、新品交換する時代かもしれませんが、使えるモノは修理して使って行きたいですね。その方がエコですしw。

この記事を書いた人

中村
中村
 ご覧頂きありがとうございます。
不動産ラボ 研究員(管理担当)の中村ですw。
アパート・マンションの管理業務に日々頑張っています!
 
管理の仕事は細かな事の積み重ねですし、決まった事の繰り返しみたいな部分もありますので、何も考えず(疑問も持たず?)に行っても一応はキチンと業務を遂行した事にはなります。。
それでもきっと何のクレームも無いはずです。

ですが、「ここを○○したらどうだろう?これって現状のままで良いのだろうか??」などと疑問を持って行う事で、よりコストのかからない管理方法が見つかったり、同じコストでもより効率的に入居者満足、オーナー満足につながる事が発見できたりします。

ただお預かりしているだけの物件だと思わず、自分の物件だと思って日々愛情を注いで管理させてもらっています。

 ご質問、お問い合わせなどは下のコメント欄からお気軽にどうぞ!

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